ホーム > がんと診断された方へ > 消化器がん(食道がん、胃がん、大腸がん)
消化器がん(食道、胃、大腸がん)は、日本人に非常に多いがんです。大腸がんは死亡率で見ると、肺がんに次いで第2位、その後に胃がんが続いています。特に大腸がんは食生活と密接な関係にあるがんで、食事が欧米化するに従って増えてきました。
消化器がんは、手術が治療の第一選択肢です。まめに検査を受けて早期発見し、病巣を摘出するというのが最も確実な治療法です。
消化器がんは、早期なら確実に良くなるがんですが、やっかいなのは進行していたり、再発や転移がある場合です。抗がん剤が効きにくいので、手術で対応できなくなると、これまでは打つ手がないといわれていました。
日本人に多いがんということもあって、近年では、消化器がんを対象としたがんワクチンの臨床研究も増えています。試験の対象は、標準治療では、もう方法がないと言われる患者さまです。
「自己がん組織樹状細胞療法」の臨床結果は、14~30%の効果が出ています。人工抗原を用いたワクチンの場合は10数%の効果です。人工抗原がんワクチンでは効果が下がるという結果ですが、これは万能型のがん抗原「WT1ペプチド」を使う試験ではありません。WT1ペプチドをはじめとした、質のいい人工抗原を使用することによって、今後、結果が良い方向に変わることが予想されます。
- バレット食道の患者は、一般人に比べ30倍もがんになりやすいと言われている。そのため、メプラゾール(オメプラール)にフォトフリン(Photofrin)光線力学療法を併用すると、77%の患者に高度異形成が消失した。一方、メプラゾールだけの場合は、高度異形成が消失したのは39%であった(オリジナル3相試験)。(Gastrointestinal Endoscopy 2005年10月)
- 進行胃がん患者の抗がん剤治療にタキソテール(ドセタキセル) Taxotere/RPR (docetaxel)を加えることで、2年以上生存した胃がん患者数が増加した。(2005年 アメリカ臨床腫瘍学会ASCO)
- 人工抗原を利用したがん樹状細胞療法では、3割に胃がんに対して縮小や長期にわたって進行が止まった(九州大学)。(Sadanaga N, et al. Clin Cancer Res. 2001, 7: 2277-2284)
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転移性の結腸がん(大腸/直腸がん)に対して行った樹状細胞療法では、23%が反応を示し、平均生存期間が23ヶ月延長した。
(Journal of Clinical Oncology, 2006 ASCO Annual Meeting Proceedings Part I. Vol 24, No. 18S) -
FDAは2005年6月、デュークスCの大腸、直腸がんの術後療法にカペシタビン(商品名:ゼローダ)を承認した。これまでの5FU、ロイコボリンと比較し、新たにゼローダが承認されたことによって、患者の利便性が大幅に改善された。カペシタビンは5FU、ロイコボリンに劣らない無病生存期間を達成した。
(N Engl J Med. 2005 Jun 30;352(26):2696-704. )


































